子供の家賃立替中の親必見!退去したら払うという意見は通用する?終わりのない立替が不安!

 

 

 

子供の賃貸借契約で連帯保証人になり、子供が払わないから自分が払っているという方は大勢居ます。

最初の数回はすぐに払っても暫く続くと家計が圧迫してくるのでしょう。

私達家賃保証会社が良く聞く意見がこちら。

 

 

・いつまでも支払いしたくないので強制退去させて欲しい

・先が見えないものを支払い続けたくない

・退去したら一括で払う

 

 

連帯保証人になった以上払わないといけません。

このような意見が通るはずはありません

 

しかし連帯保証人にも生活があります。

断り続け支払いを強要することで連絡が取れなくなってしまうのは困る。

家賃保証会社としてもどこからも回収出来なくなるのは避けたい・・・

全ての意見を承諾する事はありませんが、条件をつけて案件毎に対応する場合もあります。

 

今回お伝えするのは連帯保証人の意見通り、退去したら支払うという要望を承諾した案件です。

 

契約者・連帯保証人のスペック

 

契約者

・20代前半男性

・バー勤務

・県内一の繁華街まで5分のアパートを契約

・初回支払い家賃から滞納開始

・支払ったのは契約後2ヶ月分家賃のみ

 

連帯保証人

・契約者の実の母

・公務員で所得はある

・契約者物件まで車で2時間程の田舎の持ち家に居住

・かなり協力的

 

 

初回家賃から滞納が始まりました。

2ヶ月目までは遅れながらも支払いをしてくれていましたが、3ヶ月目からは音信不通となりました。

 

物件を訪問すると電気メーターは回っており洗濯物なども干してあります。

勤務先はバー。匿名で電話すると退職したと返答がありました。

ツイッターを見ると元気に出勤している様子のためオーナーや同僚と口裏合わせをしているのでしょう。

契約者は最近の若者といった感じでした。

 

連帯保証人の母親はかなり協力的でしたが数回の支払い後、相談がありました。

 

連帯保証人のスネをかじり続ける契約者

 

 過去 

・息子は高校卒業後実家から出てアパートを借り、連帯保証人になった

・滞納が続き毎回母が支払っていた

・前のアパートは田舎で家賃も安かった

・援助しても自分の生活にそこまでの支障はなかった

・収入が少ない地域の上安月給の為契約者には色々な援助をしていた

・立て替えた家賃はたまに返してくれて実家にもたまに帰ってきていた

・最終的に実家に戻ったが退去手続きは母が代行し、退去費用も母が払った

・新しい場所で働きたいとのことだったのでまた連帯保証人になった

 

 現在 

・家賃は前回より3万上がったが田舎より給料も高いから大丈夫だと思った

・繁華街に引っ越してからは連絡が取り辛くなり実家にも帰らなくなった

・母が家賃保証会社に払ったとラインを入れても既読無視

・様々な税金や請求書が実家に届くため母が払っている

 

今までの経緯を泣きながら母は話しました。

ルーズな子ではあったが以前は実家にも帰ってきて感謝の心もあるいい子だった。

引っ越してからはもう前の息子ではないように感じており苦しんでいる様でした。

 

連帯保証人の要望

 

 

・このまま母が払い続けてまた息子を甘やかすのは辞めたい

・物件から強制的に追い出して欲しい

・払わなかったらこうなるという現実を分からせたい

 

 

明渡強制執行を行うには未納の家賃があることが条件です。

母が払えば訴訟は出来ないため未納状態を作る必要があります。

 

契約者は支払う見込みが無いため母親が支払わなければ自動的に訴訟に発展するのは目に見えていますが、契約している以上、母も訴訟対象となってしまいます。

母はそれでも良い、息子に社会の厳しさを分からせたいと言います。

訴訟が終わり強制退去まで完了したら未納分と裁判執行費用を一括で払うと申し出ました。

 

 

母は強し。自分が被告になってもいいなんて。これも愛ですね。

 

 

通常受けられない案件ですが、母は公務員で性格的にも真面目な様子。勤務先の在籍も取れておりかなり手固いところです。

訴訟し債務名義を取れば最悪勤務先へ給料差押をすることが可能です。

今回はそれを約束し訴訟に移行する事にしました。

契約者には督促を続け、母には状況報告。母からも契約者に定期的に連絡して貰います。

 

訴訟から明渡しまで

2ヶ月、3ヶ月と過ぎ内容証明や賃貸借解除通知、訴状を送っても反応はなく法的書類は受け取りせずに逃れていました。

あっという間に執行官を呼び催告が行われました。

 

催告とは契約物件に訪問し、執行官(裁判所の偉い人)が合法的に鍵をあけ、物件に立ち入る事です。

 

同棲していたようで女性が出てきて奥の部屋にいる契約者を呼び、やっと出てきました。

玄関には2人の似顔絵の色紙が飾られており綺麗に使っている印象でしたが、ペット禁止物件にもかかわらず小型犬用のドッグフードの袋がありました。

ツイッターに度々登場していた犬を飼っていた様子です。

 

玄関口での話になりました。

家賃は引き落としのはず、書類は見ていない、電話は来ていない、母からの連絡も来ていない、訴訟の事は知らない(確かに訴訟関係の郵便は受取りされず、保管期限超過ですべて不動産業者へ戻ってきていました。)、不法侵入と騒いでいましたが違法ではありません。

 

期限までに任意退去を言い渡し催告終了となりました。

 

その後強制執行までの間に家賃が支払われる事無く、ツイッターも楽しそうに更新していました。

不動産屋さんに退去の申し出もありませんでしたが、あるときから駐車場の車がなくなりました。

 

断行(追い出し日)当日。

必要なものを持ち出し、出て行ったようでした。

残っていたのは多少のゴミとカラーボックスなどの不要に見える荷物のみ。彼女とどこかに行ったのでしょう。

 

産廃業者さんが荷物を運び出して鍵を交換、終了です。

ゴミ屋敷になっているでもなく、綺麗に使って残置物がなかったのがせめてもの救いでした。

 

母親に報告すると、未納分、裁判費用等を約束通り一括でお支払い頂きました。

 

息子とはもう連絡は取れず、行方も分からないようです。

ご迷惑をお掛けしましたと淡々と話す母親はもう息子への愛情は無くなっているように感じました。

 

まとめ

母親は弊社に誠意がありました。

このような母親だったから私達は信じて待つ事が出来ました。

約束を不履行し伸ばしたり、のらりくらり言い訳し支払わなかったり、暴言を吐くような連帯保証人であればこの案件のように待つ事も出来ません。

 

払えない、怖い、話したくない、と思う気持ちは分かります。

ですが、逃げてしまうと交渉すれば出来ることも出来なくなってしまうことも知って欲しいです。

 

家賃保証会社も無理な要求ばかりして未回収が出るよりも、すぐに払えなくても最終的に満額支払ってくれることの方が重要なのです。自己破産されたらもう回収出来ないですから。

 

そこを逆手に取って交渉することも考えてはいかがですか?

見込みがない人を待つ事はしないのであしからず。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

なな

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