【家賃滞納!連帯保証人へ督促】連帯保証人を辞めたい!その方法と今後について〜民法改正〜

今この記事を見ているあなたは連帯保証人として家賃支払いの督促を受けているのだと思います。

自分の家賃じゃないのに支払をするのは嫌ですよね。

わかります。わかりますが、連帯保証人になった以上は支払わなければいけません。

連帯保証人と保証人の違い

契約者本人が支払いが出来ない時に肩代わりするということは同じですが、違いがあります。

保証人

・まず契約者に督促してくれと主張が出来る

・契約者の財産を差し押さえるように主張が出来る(※給料の差し押さえが一般的)

・契約者がどうしても支払いが出来ない時だけ支払いをすれば良い

・他に保証人が居る場合は半分の支払いだけの主張が出来る
(※50,000円の家賃で保証人が2人付いていたら25,000円のみの支払い)

 

連帯保証人

・上記の主張が一切出来ない

 

連帯保証人とは契約者と同じ支払い義務を持っており、契約者と同じ立ち位置なのです。

むしろ本人です。運命共同体のようなものです。

拒否権が無いので連帯保証人になるって本当に地獄ですね。

 

連帯保証人として支払わなかった場合

 

連帯保証人に電話や督促状を送っても反応がなく連絡がつかないケースや、支払いが出来ないと主張する人は沢山居ます。

請求したところで何故かこちらが怒られる事もあります。

もちろん頑に支払わない連帯保証人も大勢居ます。

実際に連帯保証人が支払わない場合、債権者側は本人に請求するだけです。

請求しても意味が無いならこちらも時間を使いたくないのが本音です。

 

不利益はもちろんあります。

 

連帯保証人として役目を全う出来ないのに連帯保証人になるという無責任な人間です、

ということを世に公開していること。

そんなの他にはバレないでしょ、と思っていませんか?

家賃保証会社を通していたり、家賃支払いをクレジット決済にしていたら履歴が残ります。

家賃保証会社は全国の保証会社が加入している情報交換のデータベースを作っているので情報が伝わります。

カード会社に情報が流れてしまったらどうでしょう?

今後の生活に影響が出ますよね。

また、これは連帯保証人自身だけの問題ではなく同居の家族などにも影響が出ます。

無責任な上、支払いが出来ないくらい生活が困窮しているのであれば、

今後の契約でその人が何らかの契約に関わる事が出来ません。

 

連帯保証人として支払わずブラック登録されてしまった後、何が起こるか?

・実子などの連帯保証人になれない

・賃貸借契約を新たに契約するとき、契約者などになれない(連帯保証人の名前があれば困窮世帯と見なされ審査は通らないこともある)

・クレジットカードなどの審査が通らない

 

連帯保証人が自己破産、債務整理をした場合は?

免責の対象として許可されれば支払い義務が無くなります。

しかし、債務整理が終わった後も契約者の賃貸借契約が続いており、新しい家賃未払が発生した場合はまた支払い義務が出てきます。

今までの債務をチャラにする手続きなので、新しく出てくる債務には支払い拒否権はありません。

 

連帯保証人を辞める方法

残念ながら、契約締結をしてしまったら契約者が物件を退去するまでは基本的に変更は出来ません。

更新がある場合も同様で、特別な申し出が無い限り契約は続行します。

連帯保証人から外れたいという相談は何度も受けましたが、私はその意見が通った事案を見た事はありません。

 

大家さん、管理会社、家賃保証会社は、

あなたが連帯保証人であることから物件の契約を許可し契約しています。

連帯保証人が付いているから審査を通した保証会社、

連帯保証人が付いているから入居を許可した大家さんは反対するのが通常です。

本人以外にも請求が出来る先がある、という保全が無くなるのですから。

どうしても連帯保証人を辞めたいという事であれば以下の手順を取りましょう。

 

1.  本人からの変更申出

退去と同様、契約内容の変更は契約者本人からの申告が必要です。

契約者本人に連帯保証人を辞めたいと話し、了承を得ましょう。

 

2. 管理会社へ交渉して承諾を得る

全ての決定権は大家さんが持っていますが、大半の大家さんは管理会社に任せています。

まずは管理会社に相談して承諾を得ましょう。

 

3. 新しい連帯保証人を立てて再契約、家賃保証会社の審査が必要

管理会社が承諾したら契約内容が変更するので再契約する必要があります。

新しい連帯保証人にて契約書作成、家賃保証会社の審査も必要です。

※家賃を著しく滞納しているのであれば保証会社の審査が通らない可能性もあります。

その場合は再契約不可で現状のままとの結論がほとんどです。

 

4. 契約書作成費用や家賃保証会社の加盟料などの費用が必要

新しく契約する場合は費用がかかります。

家賃の2ヶ月分は掛かると思っておきましょう。

 

連帯保証人は物件解約か可能か

契約内容の変更や退去については基本的に契約者からの申し出が必要です。

 

しかし、契約書に具体的な条項が入っていればその通りではありません。

 

賃貸借契約書に入っている条項の例

・賃料を2ヶ月以上滞納で契約を解除する

・連絡が○ヶ月とれず行方不明で賃料払いの場合、連帯保証人は本人代理として契約解消が出来る

 

本来、賃料未払が理由での解約の場合は訴訟で判決を取り明け渡し強制執行しなければいけません。

 

連帯保証人からの希望と契約書の条項から解除を承諾する大家さんは少ないとは思いますが、相談してみましょう。

※トラブルになった時に責任を取るのは貸し主である大家さんです。

大家さんは自分のリスクが高い事はもちろんしたくないため、以下のような念書提出を要求される可能性があります。

・連帯保証人からの退去希望であったこと

・荷物を運び出し物件を空にして大家さんに引き渡しすること

・荷物運び出しによる家財等の損失は連帯保証人が責任を取ること

・退去清算費用の負担をすること

・鍵交換費用を負担をすること

 

2020年の民法改正は連帯保証人への大朗報

そんな連帯保証人へ朗報ですが、120年ぶりに2020年に民法が改正します!

今までの法律では契約者が物件を退去しない限り、永遠に連帯保証人として支払い義務があるというとても厳しいものでした。

それはさすがに連帯保証人が可哀想という事で、極度額が設定されるようです。

 

極度額とは、家賃の支払いを契約者の代わりに

○回(○円)行い、限度まで達したら連帯保証人から外れることが出来るという事です。

 

連帯保証人からすれば素晴らしい法律ですね!

 

この民法改正に備えて、

数年前から賃貸借契約書にそのような条項を入れている管理会社も増えてきています。

自分が該当していないか、契約書の確認をお勧めします。

 

最後に

 

契約書改定前の契約の場合はどうなるのかが気になるところですが、

法律施行前の為現状はふわっとしている状態です。

ともあれ、今後の連帯保証人の在り方が変わって喜ぶ連帯保証人がいれば、

連帯保証人がいなくなるという大家さんや債権回収側の不安があります。

双方幸せになれる時がくる事を願っています。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

なな

 

【家賃滞納!連帯保証人へ督促】連帯保証人を辞めたい!その方法と今後について〜民法改正〜” への1件のフィードバック

  1. >今この記事を見ているあなたは連帯保証人として家賃支払いの督促を受けているのだと思います。
    ところがどっこい。家賃保証会社の社員なのでした。

    ツイッターのいいねからたどってきました。こちらもよろしくどうぞ☆

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